よく「それは何?どうやって描くの?」と聞かれるので、以下はシロートが個人の趣味の範囲で理解している限りをごく簡単に書いてみました。(よって、使用しているOS、ソフト特有の用語があるかもしれませんが)興味がおありの方は読み進んでくださいませ(^^)。
 間違いのご指摘があれば、メールでお知らせいただけると大変ありがたいです。(2003年12月)

 「CG」って何のこと?

「コンピュータ・グラフィック(computer graphic)」の略で、「コンピュータで描いた絵(動画含む)」全般のことです。写真やビデオ映像などの実写と合わせた(合成)画像もそう呼ばれます。(実写どうしをコンピュータを使って合成したものも「CG合成」といいます。)
 映画の特殊効果にはもうごくあたりまえに使われていますし、ゲームはもちろん、CM、幼児番組、アニメ、テレビドラマ、ニュース、広告などなどほとんどのものに使われています。気がつかないだけで、実はCGを目にしているなんてことも。実物との境がわかりにくくて、ちょっと怖い気もしますね。


筆のかわりにPCに絵の具つけて描いたり、
パソコンでとった「パソ拓」もCG…じゃないっすね。
前衛ゲージュツ?
 CGの中でも、「2D」「3D」といった言い方をすることがあります。(かなりディープでないと「2D」というほうはもう聞かないかも?「3D」はCGの代名詞というほど使われていますが)
 「2D」は平たく言うと「平たい絵」です(笑)。つまりはフツーに紙に描いたような絵のことです。当然ですが一面からしか見ることはできません。
 「3D」は『立体』という意味ですが、CGでは「立体的に見える絵」…といっても“赤と青の眼鏡で見ると飛び出して見える”ようなものではなくて、後ろから見れば後ろ姿が、下から見れば底面が、というようにどの角度からでも見えるように作ってあるPCの中の「立体物」です。また、奥行きを表現できるので、「空間」を作っているとも言えます。それらをアニメーションにしたのが3Dアニメ。ディズニー映画などでも有名ですね。

「2D」「3D」の「D」は「dimension」の略で、「次元」のことです。(二次元は縦横の方向からなる平面、三次元はそれに奥行きの概念が加わった立体。)

 どうやって描くの?(あくまで個人レベルで)

ハードについて
 コンピュータでの入力なので、マウスキーボードが主ですが、スキャナータブレットなども使うこともあります。「絵を描くのにキーボード?」とお思いかもしれませんが、拡大縮小をはじめ数値入力は重要な作業です。マウスで一回クリックして位置を決めれば、数値入力だけでできる簡単な図形もあります。
またデジタルカメラの写真を使ったり、さらには最近ではデジタルビデオカメラを使って個人でも動画の合成が可能かと思います。ちなみにうちにはデジカメ、ビデオカメラはないのです…欲しいのはヤマヤマなれど。

 スキャナーって?
 コピー機のような機械で、写真や絵を写しとってパソコンにデータとして取り入れる(=スキャンする)機械です。時計や花などの高さのあるモノでも写し取れる機械もあります。普通のスキャナーでも、布地や薄くスライスしたモノなら紙でなくても取り込めます。現像した写真フィルム(ネガ)から直接スキャンできるものもあります。

 タブレットって?
 「ペンタブレット」という場合もあります。マウスのかわりにペンのようなものを使って線を描いたりできる入力機器です。筆圧にも反応してくれるので、紙とペンという気分で使え…るらしいです、慣れれば(笑)。グラフィックには不可欠とさえ言われます…普通は(^^;)。いや、ワタシ苦手なので、ほとんど使わないもので…あまり必要も感じないし…(←というかそもそも自分の手書きの線がキライなのでCGやってます)ちなみに上のカットもマウスで描いてます。

ソフトについて
 ソフトもいろいろあって、使うアプリケーション(ソフト)によって できることも、仕上がった作品もだいぶ違ってきます。
 おおまかに分けて「ペイント」「ドロー」「3D」などのソフトの種類があり、この3種類は作成方法が全く異なります。「ペイント」や「ドロー」で描くCGは2Dにあたります。

「ペイント」系は、「ビットマップ」系という言い方をすることもあります。「ドロー」は「ベクトル」系とも。

静止画=ただの絵(動画=アニメーション、ビデオの特殊効果などはやったことないので)のみになりますが、ちょこっと図入りで説明したページも作ってみました。せこく小さくしちゃったので、よく違いがわからなかったらすみません。